日記 ー結婚診断ー

つい先日自分はXジェンダーではないか、と思い至りそれが思った以上にしっくりきた。

そのことで今まで理解できないものとして嫌悪していた「結婚」からも適切な距離をとることができ、とてもすがすがしい気分になったのだ。

しかし、ツイッターのトレンドにあった結婚診断なるものを好奇心のままやってみると、その結果に自分でもびっくりするほど傷ついたのである。

結婚採点は6点。百点満点中、である。

しかもこれは精神状態に左右されるもので、それに左右されない潜在的な数値も26点と相当低い。

私はこの結果になぜか傷ついた。

解説を読めば、私は我慢強くなく、すぐ感情を出し、やらなければならないことを先送りする、周りからは相当なダメ人間だと思われているらしいのだ。

 

結婚は「男性」と「女性」がすることで私には関係ないことだ、と切り離していたのに、いざあなたは結婚に向いてないです、と言われるともやもやする。

私は愛される資格がないのだ、と長いこと思っていた私に改めてそのことを突き付けた形だ。

初めての彼女を傷つけたり、親に愛された記憶がなかったり、どうにもならない感情の起伏を責められたり、愛される資格がないことに自信を深めていった過去。

それでもここ数年は、信頼できる人との対話を通じ、多少は前向きになれて、マシになっていたのに。

乗り越えた過去がすごいスピードで殴りかかってきたかんじ。

 

でも解説を読むと、私の理想とする結婚とは程遠いものが想定されているらしく、たとえば我慢強いことが要件をされているらしい。

結婚なんてふうふの数だけあるはずなのに、なにかが想定されているようだ。

私は手術の同意書をかいてほしいので、信頼できる人がいれば結婚したいと思っている程度なのだが。

なのにこう、採点されて、あなたが愛される資格がありません、と言われると悲しくて仕方ない。

男女二元論から見事に抜け出せたと思ったのに。

結婚はまだまだ男女二元論の文脈の中で語られるものらしい。

今度は自分の性別は男性で診断やってみようと思う。